過払い金請求 自分で

1. 自分で過払い金請求する場合のメリット

過払い請求を考えている人の中には、自分で請求しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
自分ですることにより、弁護士や司法書士などに依頼する必要もなく、最小限の費用で請求することも可能です。
弁護士や司法書士などに依頼することにより、成功報酬などもとられてしまい、過払い金請求で得たお金を全て自分のものにすることは出来ません。
しかし、自分で請求することにより、全てを自分のものにすることが出来ます。
この請求では、色々な計算や書類を揃える必要があり、これらが面倒という人は、専門家に依頼することが最適な方法なのですが、これらを自分ですることにより、様々な知識を身につけることが出来るのもメリットと言えます。

 

1-1. 弁護士や司法書士に依頼するよりも費用がかからない

自分で請求する場合の一番のメリットは、弁護士や司法書士に依頼することで必要になる費用がかからないという点です。
専門家に依頼することにより、着手金や解決報酬金、過払い報酬金といった名目で、多くのお金が必要となってしまいます。
本来なら、100万円自分のものになるのが、80万円まで減ってしまうと、損をしているのではないかという気分になってしまいます。
専門家に依頼することで、確実な回収につながりやすくなり、手間もかからないので、それだけの費用をとられても仕方ないと思う人もいるかもしれませんが、一円でも多く自分のものにしたいという人には、自分ですることで大きなメリットが得られます。

 

1-2. 経緯など詳細を自分で知ることができるため手続しながら確認できる。

専門家に依頼すれば、様々な手続きを弁護士や司法書士がすることから、過払い金を返還してもらったとしても、どのような取引によって、この金額になったのか詳細が分からないということも起こります。
弁護士や司法書士の人が言っているのだから間違いないと思っても、本当にこのくらいの過払い金が妥当だったのかと疑問が出てしまうこともあります。
自分で、取引履歴などを確認して過払い金の計算をすることで、どの程度の過払い金がるのかを確信することが出来ます。
この確信は、自分でするからこそ得られるものです。
事実関係を自分で納得したうえで請求したいという人には、まず自分で計算してみることも大切です。

 

1-3. 知識が増え、納得しやすい

過払い金請求をするためには、多少の専門的なことも勉強する必要があります。
この専門的なことを勉強することにより、今まで知らなかった知識を身につけることが出来ます。
専門的なことを勉強したいと思っていても、なかなか勉強できないという人もいるのではないでしょうか。
しかし、その勉強をしたことにより、専門的な知識が身につく上に、お金が得られるとなると、意外に苦も無く勉強をすることが出来ます。
また、この知識が身につくことにより、過払い金についてもそうですが、金融業界に対しても知識を深めることにつながり、過払い金を請求するということがどういうことなのかをしっかり理解し、納得したうえで請求をすることが出来ます。

 

1-4. 裁判所書記官に書類の書き方を教えてもらうこともできる

自力で勉強をして過払い金請求をすることで、得たお金はすべて自分のものにすることができ、このことが大きなメリットとなるのですが、今まで書類作成などをしたことがなくて本当に出来るのかと不安になる人もいるのではないでしょうか。
この書類の書き方などは、裁判所書記官に書き方を教えてもらえることも出来るので、初めてという人でもやる気さえあれば、過払い金請求は可能です。
また、普通の生活をしていれば、裁判所を利用することもまずありません。
裁判所に行って書き方を教えてもらえるだけでも、通常の生活の中では得られない経験と言えるのではないでしょうか。
普段の生活では得られない経験が出来るのも、自分で請求するメリットと言えます。

2. 自分で過払い金請求する場合のデメリット

自分で過払い金請求をすることは、お金の面だけでなく、自分の経験や知識を高めるためにも大きなメリットとなります。
しかし、自分で過払い請求をすることは、想像以上に手間と時間が必要となる場合があります。
何年、何十年にもわたり、借入や返済を繰り返してきたという人の場合には、取引履歴も膨大な量となり、それを計算するだけでも大変です。
計算ソフトなどを使うにしても、一定の知識や労力を必要とします。
また、書類を送ったからといって返還してもらえるというわけではなく、交渉などもする必要があり、一般的な人にとってかなりハードルの高い請求となります。

 

2-1. 時間・手間がかかる

10年以上の取引履歴があるという人にとって、たくさんの時間や手間がかかることは覚悟する必要があります。
1年や2年の取引履歴程度なら、計算ソフトに入力するのは、比較的簡単かもしれませんが、普段あまりパソコン操作をしない人にとっては、この1年や2年程度の入力も大変だという人もいます。
これが10年以上ともなれば、さらに負担は大きく、毎日忙しく仕事をしている人にとっては、そんな計算などしていられないという人もいるかもしれません。
しかし、この計算がとても重要で、この計算によって過払い金があるのかをしっかりと確認しなければ請求自体が出来ません。

 

2-2. 手続きが複雑である

ネットなどを見ると、過払い金請求は自分でも簡単にできる、手続きが複雑ではないといったことが書いてあるところもあります。
しかし、実際にこの請求をするには、自分の取引履歴を金融業者に情報開示の請求をしたり、自分で計算し、交渉が上手くいかなければ裁判となります。
これらの手続きは、一般の人にとって複雑と感じるのではないでしょうか。
全てを自分でするとなると、かなりの時間や労力、精神力も必要となります。
慣れないことをすることで、精神的な疲れもかなり伴います。
この請求をする場合には、それなりの覚悟も必要です。

 

2-3. 過払い金請求の流れ

過払い金請求をするためには、まず請求をする金融業者に取引履歴の開示請求をします。
この取引履歴をもとに、過払い金計算をします。
そして、過払い金があることが分かれば、金融業者に過払い金請求をすることになり、電話で和解交渉をして成立すれば、過払い金が返還されることになります。
しかし、ここで和解とならなければ訴訟提起をして、裁判によって決めることになります。
裁判によって和解が成立すれば、過払い金の返還を受けられることになります。
この流れを見て、簡単だと思える人は自分の請求も可能かもしれませんが、難しいと感じる人は専門家に任せる方が得策です。

 

2-4. 家族に借金していたことが知られてしまう可能性が

消費者金融などの借入を家族に内緒でしていたという人は多くいます。
この過払い金請求を自分ですることにより、過去に借入をしていたことが知られる可能性があります。
過払い金請求をすることにより、金融業者や裁判所のやりとりで必要な書類は、自宅に送られてきます。
この送られてきた書類を家族が見ることにより、今過払い金請求をしていることが家族に知られてしまい、過去に借入をしていたことも知られてしまうこともあります。
金融業者からの借入を家族に知られたくないという人にとっては、これは大きなデメリットとも言えるのではないでしょうか。

 

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2-5. 相手は交渉のプロ!不当に低額の和解金額を提示されることも

過払い金請求をする場合には、金融業者との交渉も必要となってきます。
その交渉相手は、その金融業者の中でも交渉のプロが相手になると考えておく必要があります。
そのため、この交渉によって相手にとって有利な条件で話を進められてしまい、不当に減額の和解金額を提示されることさえあります。
相手にとっては、この過払い金請求自体が不利なものになるため、個人相手なら強気に出てきたり、この過払い金そのものを払わないというケースもあり、交渉時にはそれなりの覚悟で挑む必要があります。
また、知識が少ないことをいいことに、上手く話しをまとめられることも考えられ、この点も大きなデメリットと言えます。